ないのですが、その原因が看護婦としての私のスタンスに深くかかわることなので、あえて書
くことにしました。
ひとことで言えば、いま私は、看護婦の仕事にものすごい疲れを感じています。やりがいを
まつたく感じないというまでには至つていませんが、徒労感を感じることが増えているのは残
念ながら事実です。その原因は、はっきりいって患者さん。権利意識の高まりとか、家族の絆
が弱まったなど、その気質や背景の変化はこれまでも感じていたことですが、最近とみに、そ
のいやな部分が目についてしまうのです。
たとえば、糖尿病で、血糖が高かったり低かったりすると不機嫌になり、言葉尻をとらえ
て、ひたすら看護婦を怒鳴り散らす男性がいます。自宅では、そんなとき奥さんを殴ったり蹴
ったりするそうですから、まだ手が出ないだけましなのかもしれない。でも、「寝込みを襲っ
てやる」とまで言われても、看護婦は黙っていなければいけないのでしようか?
また、血液疾患で、採血の多いある患者さんは、約束の時間に少しでも採血が遅れると、看
護婦を怒鳴りとばします。急変でどうしても時間どおりに行けなかったようなときにも、理由
も聞こうとはせず、ただ怒鳴る。人間関係において、こういうのってありなんでしようか?
患者さん自身ではなく、家族に問題がある場合もあります。たとえば、最末期の患者さんを
置いて一家で地方に越してしまった家族。たしかに仕事の都合もあるのでしようが、何か月も
という話じやあるまいし、もう少し調整する誠意くらいは見せてほしかった。近所の人がおむ
つだけはナースステーションに届けてくれますが、家族の役割って、それだけなんでしようか?
などなど、あげていけば本当にきりがないくらい出てきます。
それにしても不思議なのは、なぜ彼らは、他人である看護婦に対して、ああも不作法になれ
るんでしよう。たしかに看護婦は患者さんのいい聞き手でなければいけないと思うし、患者さ
んがほかのことを気にせず病気と闘うのに専念できるよう、調整してあげなければなりません。
しかしそれは、看護婦が自分のプラィドを捨て患者さんの言うなりになることではないと思うんです。
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